(シードの部下達、噂の猫を発見し…)
「おお、この猫がシード様と一緒に入浴したという猫か」
「首輪にモップと書かれているぞ。これがこの猫の名か」
「ほぉ、シード様らしい実用的な名だ」
「うむ、シード様らしい」
「……ニャー…」(男共にずっと取り囲まれていて、どこにも行けない状態)
「ふむ、これがシード様がご使用になられているシャンプーの香りか」
「お前ずるいぞ、俺も」
「私も」
「まて、俺も…」
「ニャー…」(抱き上げられまくって、迷惑気味)
「このシャンプーはミント系か。どこの店の品やら…」
「ミント系ならば心当たりがあるぞ。確か西にある大きな店が幾つか取り扱っていたような…」
「お前、シード様と同じシャンプーを使う気か?よせよせ、シード様がご使用になられるからいいのだ!」
「うーん、シード様もこんな香りをされているのだろうか」
「お前、まだ猫を抱いて!そろそろ寄越せ!」
「ニャウウ〜」(さすがにそろそろイライラしてきたのか、しっぽをパタパタ。そのとき、視界の先をネズミが横切り)
「!!!!」(バリバリバリッ!!!)
「うわっ!!!」
(ネズミを追って走り出し)
「驚いた。なんて凶暴な」
「あ、ネズミ捕らえた」
「ああ、ネズミか……働き者の猫だな」
「うむ、さすがはシード様の飼い猫。みごとな働きぶりだ」
(翌日)
「おい、てめえら。猫を取り囲んで苛めていたって噂は本当か?…ったく情けねえな。どういうストレスがあったか判らないが、動物虐待なんてことぁ、弱者虐待と同じだぞ?大体、テメエらは俺が育てた部下であるにも関わらず、本当に情けねえ」(深々とため息)
「シ、シードさまっ!!何故そんな誤解をっ!?」
「そうです、誤解です!!」
「ね、猫が珍しかったのでっ!!ちょっと愛でていただけですっ!!」
「だったらパウル、なんだその手の包帯は!!そもそも目撃証言もあって、てめえらの猫イジメのネタは上がってんだよ!とっとと白状して反省しやがれっ!!」
<END>
つっこみどころ満載の第五軍隊長陣。
「シード様らしい実用的な名」←名付け親はシードじゃない
「さすがはシード様の飼い猫」←シードの飼い猫ではない
「シード様がご使用になられているシャンプーの香り」←動物用を使っているのでシード愛用のシャンプーではない